世界一周できる動物園『ズーラシア』
横浜の誇る動物園の一つとして有名なよこはま動物園『ズーラシア』。世界の環境を演出しながら色々な動物たちだけではなく、その地域の文化などを織り交ぜながら展示している、素敵な動物園です。
動物好きのエンジェーヌはたま~に遊びに行ってるんだけど、最近行ってなかったので、春休みで混む前にお天気のいい日を狙っていってまいりました。
動物園(ZOO)と広大な自然をイメージしたユーラシア(EURASIA)の合成語であるズーラシアは、横浜動物の森公園の中に1999年にオープンしました。年々エリアも広がり、現在の面積はなんと40.2ヘクタール。さらに拡張予定で全面開園すると53.3ヘクタールになり、日本最大級になるそう。
入園ゲートの前はのどかな感じの動物のトピアリーがお出迎え。ちょうどバスターミナルの前に入園ゲートがあります。
入園ゲートを超えるとまず「アジアの熱帯林」のゾーンです。
この日は暖かい日だったにもかかわらず、園内の影の部分のあちこちに残雪がありました。
熱帯雨林に住む動物達の健康管理は大変だと思われます。
インドゾウ、カンムリシロムク、ボルネオオランウータン、ボウシテナガザル、マレーバク、スマトラトラ、ウンピョウ、リーフイーター、シシオザル、インドライオンという結構大型の動物達のゾーンです。
入口はいってすぐにゾウさんがいるので、来園していた子どもたちもおおはしゃぎ!ゾウさんは外に1匹だけで中にガールフレンドがいるのかドアの前を行ったり来たり。ちょっとさみしそう。
インドゾウの体験で水・木13:00~は「ゾウのうんちにさわってみよう」、土・日14:00~は「ゾウの食事をみてみよう」という体験もできるの。 次はカンムリシロムクなど鳥さんたち。中でもカンムリセイランというキジの仲間の鳥は尾っぽが長くて孔雀のように羽を広げそうな大きさでした。
ボルネオオランウータンは木の上でほとんど生活をするというボルネオの「森の人」。穏やかそうな感じで座っていました。
ボウシテナガザルは天井の柵をうまく使ってあちこち移動していましたし、マレーバクは黒白二色に前後がわかれていて割と大きくてつやつやしています。「夢を食べる」と言われているものの、この日は飼い葉みたいな乾燥した草を食べてうれしそうでした。
スマトラ島に生息しているスマトラトラは勇者のような貫禄。インドライオンも同じくでした。
このアジアの熱帯林の途中には「ジャングルカフェ」がありトルティーヤドッグ(300円)やジャングルドッグ250円や軽食ドリンク類などが販売されています。お父さんにはビールやおつまみも(笑)。少し休憩するスペースもあります。
「アジアの熱帯林」を超えると一変「亜寒帯の森」に入ります。ここにいるのはゴールデンターキン、レッサーパンダ、キジ類、アムールトラ、ウォークインバードゲージ、ユーラシアカワウソ、オオワシ・カモメ類、フンボルトペンギン、ミナミアフリカオットセイ、ホッキョクグマ、トウホクノウサギ、シロフクロウです。
ゴールデンターキンはウシ科の動物で大きなツノを持っていました。人気のレッサーパンダはずっとえさを食べ続けていてそのしぐさがかわいらしくて大人気。しっぽもふさふさです。
アムールトラはロシアと中国の国境あたりに住むトラとのことですが、寒い地域でもトラって生息することを知りました。体毛が長いそうです。
オオワシは某サッカーチームのキャラにそっくりで驚きましたが、とても大きくて、横に羽を広げた絵があったのでわかりやすかったです。
フンボルトペンギンは水族館でもお馴染みですね。群れて泳いだり、歩いたりしています。
ホッキョクグマはこの季節は寒くて喜んでいる様子。ずっと首を振って愛想をふりまいてましたよ。
シロフクロウはフクロウにしてはめすらしく明るい時間に活動をするそうで、この時も起きてもぞもぞしていました。
次は「オセアニアの草原」のゾーンです。こちらは二種類のカンガルーが生息していてアカカンガルー・エミューとセスジキノボリカンガルーです。
アカカンガルーはオーストラリアの開けた草原地帯に、小群を作って棲んでいるそうで、ここでは土の上に群れになって休んでいました。
エミューはオーストラリアに生息するダチョウのような大きさの鳥なのですが、残念ながら見えませんでした。セスジキノボリカンガルーは名前の通りキノボリしているカンガルーで小さなクマのようなキツネのような不思議なカンガルーです。夜行性らしく木の上で寝ていました。
この「オセアニアの草原」ゾーンにはオージーヒル グリルレストランがあります。席数200の室内レストランなので人数にも対応でき、味もボリュームも満点。アフタヌーンティーセット1200円やオムハヤシライス800円、オージーヒルグリルプレート980円などの定食類もあり、定食で850~1200円程度、単品料理で680円~900円程度で動物園などの施設の割りにはリーズナブル。
お子様用にミニカレー(甘口)280円、ミニラーメン・ミニうどん280円もあるのでご家族で楽しめそう。
『ズーラシア』名物のズーナツ250円もこちらで食べられます。売り切れもあるので早めにどうぞ。
その次は「中央アジア」ゾーン。中国の山岳地帯からモンゴル平原のステップまでに生息する動物のゾーンです。ここには横浜市と友好都市である中国上海市(上海動物園)より来園していたキンシコウやチベットモンキー、ドール、モウコノロバがいます。
中でもキンシコウは中国に返還されることが決まっているのでもう少ししか見られません。でも見られないからか、柵の周りにとっても人が多くて、しかもあまり活動していなくて見にくい写真しかとれず・・・。ごめんなさい。とてもかわいらしい顔をしてます。見られなくなるのが本当に残念です。 ドールはキツネのような犬のような感じで割りと活動的でした。目つきはするどく、ハンターのようです。
モウコノロバは一転やさしげな目をしたロバさんで群れをなす性質のせいか、飼育舎の仲間が恋しくてこちらもドアの前を行ったり来たりしていました。
「日本の山里」ゾーンではコウノトリ、クロヅル・マナヅル、ハクビシン、ニホンアナグマ・ホンドタヌキ、ホンドキツネ、ニホンツキノワグマ、ニホンザルを見ることができます。
さすがに日本の山里をイメージしているだけあって、和風の動物たちが目白押し。
国の特別天然記念物コウノトリはここにいる限りでは絶滅に瀕しているとは思えない感じでした。
クロヅル・マナヅルは天然記念物といえ、保護策のおかげで年々増加傾向にあるそう。ニホンツキノワグマは黒い色で、小さめでした。
長崎県の対馬にだけ生息する野生のネコ「ツシマヤマネコ」が今この「日本の山里」コーナーに仲間入りしていました。国の天然記念物に指定されているヤマネコです。まだオリになれていないのでウロウロウロウロしていました。見た目はとてもイエネコに似ていました。
「日本の山里」ゾーンは絶滅危惧種が多く、少し考えさせられました。元々住んでいた動物達にいい環境を提供できない状態が人間である私達のエゴによるものが多いと思われるからです。
少しでも保護し、共存していけるようになればいいなと思いました。
次は「アマゾンの密林」ゾーンです。ここにはエンジェーヌの大好きなオオアリクイ、オセロット、コモンウーリーモンキー、ヤブイヌ、メガネクマがいます。
主にアマゾン川流域の沼地からジャングル、アンデス山脈までを模したゾーンなので独特の建物で造られたアマゾンセンターや高床式住居、草葺小屋などもあります。
オオアリクイは残念ながらこの日は見られませんでした。
オセロットは小型のヒョウのようなネコのような感じでこちらもウロウロ。ネコ科の動物は警戒心が強いので人に見られると落ち着かないんでしょうね。ヤブイヌはユーモラスなお顔で二匹ずっと一緒に歩いていてとてもかわいらしかったです。
最後のゾーンは「アフリカの熱帯雨林」です。
こちらにはこの『ズーラシア』の顔といっても過言ではない「オカピ」がいます。
他にはアフリカタテガミヤマアラシ、コンゴクジャク・ベルセオレガメ、アカカワイノシシがいます。
ハリネズミかと思っていたアフリカタテガミヤマアラシはハリがすでに突き出ていたのですが捕食者に対する威嚇と、求愛行動のためのハリだそうなので、威嚇だったのでしょうか?その後オカピを見ましたが、オカピはずっとシマウマのようなウマ科の動物だと思っていたところ、キリン科だそうで、長い舌をキリンのようにして草などを食べるそうなのです。オドロキ。
最後がアカカワイノシシでした。外側が赤茶色の小さめのイノシシさんで、家族で群れになって暮らす動物の性質そのままに子どもと思われるイノシシと群れていました。
以前に来た時は動物たちで終わりだったと思うのですが、「わくわく広場」や「自然体験林」「ぱかぱか広場」などが出来ていました。
「わくわく広場」は子ども達が遊具で遊べるコーナーでみんな元気一杯に遊具で遊んでいました。
さらに奥の「ぱかぱか広場」では、日曜祝日にポニーの「引き馬体験」が300円でできます。 そして「ころころ広場」では、色々な動物たちの模型がおかれていて、実際に中に入ったり、乗ったりしてみんな遊んでいました。とても広い広場の上、近くには「ころこロッジ」という屋内の無料休憩所があるので、寒い日はこちらでお弁当を広げることも可能です。授乳室やトイレも完備なので赤ちゃん連れにも安心ですね。
最後に退園した後にあるアクアテラスには「ハーゲンダッツカフェ」とズーラシアでみた、色んなぬいぐるみなどが売られたお土産ショップがあります。思い出に何かひとついかがでしょうか?
ざっと回ると2~3時間かかる園内は本当に広大でしたが、休憩場所やトイレが多く、ほとんどがバリアフリーなので家族みんなで楽しめますね。これから暖かくなる日も増えますので、1日たっぷりと楽しんで来てくださいね!
※楽しみながら学べる
●飼育係のとっておきタイム(毎日)
●ガイドツアー(3月~11月:平日、12月~2月:土日)
●ズーラシアワークショップ(日曜日)
●ミニミニガイド(日曜日)
※季節のイベント
●ナイトズーラシア(8月の毎週土日)
●エレファントライブ(土・日・祝)
●ズーラシアンブラス(オカピが指揮する金管5重奏)不定期の土日祝
【よこはま動物園『ズーラシア』概要】
横浜市旭区上白根町1175-1
電話:045-959-1000(代)
(交通)
電車・バス
1.相鉄線「鶴ヶ峰」駅・相鉄線「三ツ境」駅・JR横浜線「中山」駅下車
各駅から、ズーラシア行きのバスで約15分。
2.JR東海道線、JR横須賀線、JR京浜東北線、京急線、東横線、みなとみらい線、
相鉄線、横浜市営地下鉄線「横浜」駅下車、
ズーラシア行きのバスで約1時間(便数が少ないので、ご注意下さい)
開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
休園日:火曜日(祝日の場合は開園、翌日休園)、12/29~1/1
※ただし、平成20年3月25日(火)は開園。
入園料:
大人(18歳以上) 600円(団体480円)
中人(高校生)300円(団体240円)
小人(小・中学生)200円(団体160円)
小学生未満:無料
※団体(30名様以上)に適用、その他各種割引有。
駐車場台数:1500 台 (営業時間8:30 ~17:30)
(料金)一般車1回1000 円、バス1回2500 円
その他:園内ほぼ全域車イス通行可能
設備:多目的トイレ付(全トイレ)、オストメイト(3ヶ所)、身障者用駐車場、授乳室(3カ所)、おむつ替えシート(全トイレ)、ベビーキープ(一部トイレ)、コインロッカー
レンタル用品:
双眼鏡200円(保証金1000円お預かり返却時800円返金)
音声ガイド500円(保証金1000円お預かり返却時500円返金)
ベビーカー500円、車イス無料
※キャンペーンのお知らせ※
★卒業記念無料招待
卒業の時期にあわせ、今年学校を卒業する方をズーラシアへ招待。
HPよりクーポンを印刷して身分証明書を持って来園してください。
平成20年2月9日~3月31日まで
★ズーラシアわくわくバースデープレゼント
実施期間:平成19年4月1日から平成20年3月31日まで
方法:総合案内所で入園券と誕生日を証明するもの(学生証や運転免許書等)を提示。
対象:誕生日前後3日以内に来園した方に、もれなくオリジナルプレゼントを1つプレゼント。
★ズーラシア自然観察会参加者募集
日本野鳥の会主任研究員安西英明先生による自然観察会を実施します。
日時:3月15日(土)10時~12時
場所:園内自然体験林など
内容:自然体験林での自然観察、園内で飼育されている鳥の観察及び解説
締切: 3月7日(金)必着
応募方法:往復はがきに住所、参加者全員の氏名、年齢、電話番号を明記の上、
下記住所へ郵送で申込み。
*入園料は無料となります。
*観察には双眼鏡が必要です。お持ちの方は持参ください。
双眼鏡の貸し出しもありますので、必要な方は必要台数を応募はがきにご記入ください。
宛先:〒241-0001横浜市旭区上白根町1175-1
「よこはま動物園ズーラシア自然観察会」係
対象:小学生以上のお子さまとその親(親子参加です)
定員:親子15組
*親一人につき、子ども最大二人までを一組とします。
*応募者多数の場合は抽選となります。
その他*来年度以降のプログラムの参考とするため、今回は無料での提供となります。
アンケートなどに協力いただきますので、予めご了承ください。
*抽選ではずれた方にもアンケートが送られますのでご了承ください。記入頂いたアンケートは招待券となりますので、ご利用ください。
★キンシコウイベント第2弾
来園した際に撮影したキンシコウの写真を募集します。
応募された写真は、キンシコウの返還日が決まった際のセレモニー時
(日程は決まりしだい公式HPにて発表します)に園内ころこロッジへ掲出します。
これからのご来園を予定されている方は、公式HPの「キンシコウイベント第2弾」のペ-ジのクーポン券を印刷して持参下さい。5名様まで入園無料。(団体でのご利用は対象外)
写真募集期間:2月9日(土)~3月31日(月)
テーマ:ズーラシアのキンシコウ
サイズ:写真サイズの指定無し
応募方法:紙焼きした写真と応募用紙に必要事項を記載し、下記住所へ
郵送先:
〒241-0001横浜市旭区上白根町1175-1「よこはま動物園キンシコウ写真募集」係
応募用紙は園内キンシコウ展示場前、アマゾンセンター、ころこロッジにて配布。また、HPより印刷もできます。
プレゼント:応募者全員にもれなく、ズーラシアペア招待券をプレゼント
(有効期間 平成20年9月末日)
注意事項:
1.ご応募いただいた写真の返却は行いません。
2.データでの応募は受付しません。
3.応募の際の個人情報は、写真募集のイベント以外では使用しません。
公式HP:http://www.zoorasia.org/index.html
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント