開国博Y150『ヒルサイドエリアY150つながりの森』7/4(土)いよいよオープン!
会場のあるヒルサイドエリアは緑豊かな場所横浜動物の森公園にあります。ズーラシアに隣接しているので、この期間はそちらと一緒に楽しめますね。
「私からはじめるこれからの150年」というテーマのもとに、各プロジェクトが設定されていて、本当に自然を楽しむこと、自然に触れることを意識されているよう。これからのエコを考えるいい場所になりそうよね。
会場までは相鉄線「鶴ヶ峰」中山駅かJR「中山」駅から会場直行シャトルバスで約15分の場所にあり、ズーラシアの入口からもシャトルバスが出ています。
ズーラシアとヒルサイドエリア会場との連絡口は、入場後、奥にありますので、どちらも入場される方はそちらからも行き来できるようになっていました。「つながりの森」と書かれた入場口から入るとまず、たねまるくんとペリー・テイトくんがお出迎え。一緒に記念写真をとることも出来ます。
そしてその横からは会場全体を見渡すことができました。
緑に囲まれた会場の建物は、ほとんどがオープンな建物になっていて、風の通り道を感じられます。まず右手奥は「風の広場」というステージです。
竹のパーゴラ(日よけ棚)と花壇があり、ベンチも置かれています。
こちらでは市民創発プロジェクトによる鼓笛バンドの演奏やジャズ演奏、和服のショーなどが企画されています。
参加型の竹楽器ワークショップも開催されます。
ベンチの上からは水のミストが降りていて涼しげでした。そしてその奥には「かみなり大王ゴロゴロ」という不思議な建物が。
中を覗いてみると、体験者の方々がかっぱとビニール傘を差して雨にぬれる体験をされていました。ゲリラ豪雨なみの大雨を体験をしながら水の大切さを学ぶ施設だそうで、かなりぬれるので雨靴もレンタルされていましたよ。ここで使った水は隣接する棚田に流され、稲の生育に再利用するそうです。
そこから更に奥に進むと「棚田・だんだん畑」が広がっています。
稲作や畑が、市民創発メンバーによって作られ、ガイドツアーも開催されています。家庭菜園が流行っている今、とても熱心に皆さんご覧になっていました。野菜やお米がそだって行くのを、しっかりと身近に見られて中々興味深いエリアです。秋には収穫もできるんでしょうね。
中央の大きな屋根は「竹の海原」、「つながりの広場」、「つながりのステージ」になります。
「竹の海原」は日本最大級の竹を使った建物で、なんと市民が伐採した竹をしようしているそうです。とてもしっかりとした気持ちのいい建物になっていて、気持ちよく風が通りぬけていきます。
「つながりの広場」は出展スペースになっています。これも市民創発プロジェクトの色々な体験や展示を楽しめるところです。
私が行った時は、竹を使ったワークショップや、ハンドメイドグッズの体験や市民放送局、つみ木を作ったり遊んだりするスペース、絵の展示など、どこも手作りの小さなスペースで楽しめるよう工夫されていました。
私はその中の「cafeハマまど」を体験させていただくことにしました。
こちらは東ティモールのフェアトレード(公正な取引)コーヒーを自分で入れていただくスペースでとても人気がありました。
東ティモールはオーストラリア北に位置する南半球にある島ティモール島の半分になります。さまざまな植民地支配や武力抗争に巻き込まれ、経済基盤が弱いため、今はコーヒー生産に頼って生活されているそうです。
体験するコーヒーの豆は前々日に焙煎されたものを使用されていて、この時期はアイスコーヒーを体験させていただくため、濃い目に入れるそうです。まず豆を一人分ミルで挽かせてもらい、紙フィルターにセットします。
下にはビーカーが用意されていて、上から「はまっ子どうし」という横浜の道志の森の清流水を沸かしたものを注ぎます。
入れ方としては豆を外側5ミリあけて内側にぽとんぽとんとにぬらすようにお湯を注ぎます。段々豆がむくむくと盛り上がってきます。
そして大体湿らせると20秒置きます。この間ハッピーバースデーの歌を歌うと丁度いいそうです。おもしろいわよね。
それから500円玉大の大きさで中央に少しずつ注ぐとぽたんと一滴やっとコーヒーが落ちてきます。
そこからは中央の泡を出さないようにゆっくりと、そしてコーヒーがちゃんとで始めると手早く注ぎます。できあがったコーヒーはおいしい氷を入れた冷えたグラスに注いでいただきます。
苦味も酸味もある奥深い味でおいしいアイスコーヒーでした。
濃い目に入れてあるので、氷が解けても十分濃く楽しめましたよ。
クランベリーのチョコを一口いただき、ブースを後にしました。こういう体験が出来るのもヒルサイドの魅力かもしれませんね。中央には大きな「つながりのステージ」はトークや演奏などが毎日行われるそうです。
筝の演奏や、ジャズ、民族舞踊や楽器演奏の世界を体験できたりします。巨大スクリーンや音響光システムも完備されたステージだそう。毎日どんなことが行われるかワクワクですね。さて、「竹の海原」を出ると右手角に小さな「水の広場」があります。
循環水のエコな水場があり、足シャワーや頭上からはミストが降ってきたりして、暑い夏に大活躍しそうなコーナーです。
イベントとしては太陽光を使った料理のコーナーがあり、ソーラークッキングでどんなお料理を作ることができるのかと、皆さん興味津々でご覧になっておられました。作ることのできる料理の写真が展示されているほか、
お料理教室も予定されています。その横手は高台になっています。
ヒルサイドエリア一番の高台になる「いこいの広場」、「みはらし広場」、「丘の広場」がある会場には一番目を引く、巨大バッタが鎮座しています。ちょっとした休憩のできるスペースもありました。
全長約50メートルもあるこのバッタは、入口からも下の会場からも見えていて、とても気になっていたのですが、近くで見ると巨大で更にびっくり。子どもたちにも大人気でした。
ふわふわとかではないので、中に入れないのがちょっと残念ですよね。
そのかわり劇団唐ゼミ☆とのパフォーマンスを見せてくれますよ。「みはらし広場」では季節の花々がたくさん植えられていて、「竹の海原」を含め、下にある会場がキレイに見渡すことができ、とても気持ちがいいところです。そして、晴れた日には富士山まで見えることもあるそう。この日は生憎曇りで見えませんでした!
「丘の広場」は一番の高台で木々にかこまれて、「竹の風車」や「茶堂」があり、竹炭でパンを作る釜や少しずつ完成させていくバベルの塔がありました。
ささっとまわってきましたが、あちこちで休憩しながら景色を見ている方が多く、本当にのんびりしたエリアになっていました。
食事の出来るスペースはたねまるくんの記念品ショップの手前に本当に小さなスペースがあり、軽食を食べることができました。
それとその横にヤマザキさんのコンビニがありヤマザキのパンを含め、食べるものが売っていましたが、数はそう多くはありませんでした。
その中で私はその店舗にあった不二家ミルキーソフト250円を購入して食べてみましたよ。
ミルキーの味というよりは濃厚なミルクの味といった感じでしたが、意外にこってりしていなくて、さらっといただけました。甘みが歩き疲れた体に染み込みます!
体験やワークショップはどちらかというと年配の方か、子ども用が多かったですが、それでも自然が多く、気持ちのいい会場なので家族皆さんで楽しめそうです。
Memorial Rebirth in ヒルサイドという1分間に最大1万個のシャボン玉を発生させるマシーン50台を使って幻想的な世界を作り出すイベントも行われますし、8月にはセグウェイでヒルサイドをまわる体験や、9月には夜間開催時に、横浜市内の竹林から伐採した竹を使った「竹灯籠」を設置されるそうです。
ゴミは最小限にするよう、リユース容器をつかった体験が多く、頂いたパンフレットもなんと「竹」を再利用した竹100%ペーパーで作られています。日本初の国産竹100%の紙だそう。さわり心地もいいですし、なんとなく香りも悪くない気がします。インクも竹炭いりインキだそう。
色々な場所の手作り感が私には心地よく、スタッフの方の一生懸命な所がとてもよく伝わりました。ただ、会場としては屋根があるスペースが限られているので、入場人数によってはそこが心配です。
これから本格的な夏になるので、行かれる方は十分な水分補給の確保と帽子や日傘などの日射病対策をしてください。それから畑のエリアが意外にぬかるんでいるので、靴に注意してください。
サンダルを履いてきた人はどろどろになってトイレで洗っていらっしゃるほどでした。
汚れてもいいようなスニーカーがお薦めです。心置きなく歩き回れます。
緑目にやさしく、花が美しく、エコな、環境にも人にも優しいイベントとしてぜひ成功していただきたいです。
『開国博Y150』
☆『ヒルサイドエリアY150つながりの森』
会期:2009年7月4日(土)~9月27日(日)9:30~17:30
※ただし8月の毎週土日および9月19日~27日の9日間は9:30~20:30
(交通)
相鉄線「鶴ヶ峰」またはJR「中山」駅から会場直行シャトルバスで約15分
(ご乗車の際はベイサイド入場券を提示のこと)
もしくは相鉄線「鶴ヶ峰」駅「三ツ境」駅またはJR・市営地下鉄「中山」駅から「よこはま動物園行」路線バスで約15分
駐車場:1日1000円
8:30~18:00、1400台
※ヒルサイドエリアには駐車場はありません。ズーラシア有料駐車場(第一駐車場)をご利用ください
駐車後ズーラシア正面ターミナルよりヒルサイドエリア会場行き園内シャトルバスをご利用ください。
☆ベイサイドエリア
会期:2009年4月28日(火)~2009年9月27日(日)10:00~22:00※一部会場を除く
横浜・赤レンガ倉庫周辺
(交通)
みなとみらい線「馬車道」または「日本大通り」駅から徒歩5分
または「みなとみらい」駅から徒歩10分
☆マザーポートエリア
会期:2009年の年間を通じて展開
横浜駅~山下・山手地区
(交通)
みなとみらい線「横浜」~「元町」・「中華街」間各駅下車
JR「横浜」~「石川町」駅間各駅下車
市営地下鉄「横浜」~「伊勢佐木長者町」駅下車
京急線「横浜」~日ノ出町」間各駅下車
◎入場券
・ヒルサイド入場券
大人600円、高校生300円、小中学生200円、65歳以上500円
・ヒルサイドセット入場券(ズーラシアとのセット券)
大人980円、高校生490円、小中学生310円、65歳以上880円
・ヒルサイド全期間入場券
大人2500円、高校生1250円、小中学生800円、65歳以上2000円
・ヒルサイド回数割引入場券(1冊6枚)※7/4から発売
大人3300円、高校生1600円、小中学生1000円、65歳以上2700円
・ズー割入場券(ズーラシア入場者がヒルサイドエリアに入場の際の割引入場券)※7/4から発売
大人500円、高校生250円、小中学生150円、65歳以上400円
販売:ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、サークルKサンクスの各コンビニエンスストア
・ベイサイド普通入場券
大人2400円、高校生1200円、小中学生800円、65歳以上1900円
※ベイサイドエリア有料会場で1日入退場自由
・ベイサイド全期間入場券
大人10000円、高校生5000円、小中学生3300円、65歳以上8000円
※写真貼付本人に限り期間中有効で入退場自由
・ベイサイド夜間入場券(18:00~入場可能)
大人1200円、高校生600円、小中学生400円、65歳以上1000円
問合せ:Y150コールセンター(電話:045-414-0103)
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コメント
こんにちは!Cafe ハマまどと、コーヒーのご紹介ありがとうございました!というのも、、、ワタクシ、Cafe ハマまどのイチメンバーです。
Cafe ハマまど、7月20日で閉じてしまいましたが、実は、出展中の写真を探していたのです、、。もしよろしければ、ご連絡、下さいませ。
コーヒー、手前味噌ですが、本当に美味しくって、大好評でした〜!参加者の皆さんにも、今回のコーヒーの生まれ故郷である、東ティモールまで戻るメッセージを描いて頂いたんですが、本当に素敵なメッセージがたくさん集まって、感激しています。
皆さんにも、またどこかで、お会いできると思います。
投稿: じゅん | 2009年8月 5日 (水) 11時04分